種子

種子は種子植物で有性生殖によって形成される散布体である。

一般には、単に種と呼ばれることが多い。

種子は親植物の組織起源の種皮という皮に包まれ、その中には受精卵から発育した幼い植物体、すなわち胚が入っている。

農業上繁殖に用いられるものは、厳密には種子でなくとも、種もみ・種いも・種馬などと呼ばれる。種子はめしべにある胚珠から発達する。

被子植物の場合、種子は子房につつまれていて、これがのちに果実となる。

裸子植物の場合は、めしべの表面に乗っている。

たとえば、豆はさまざまなマメ科植物の種子である。

これを例に説明する。豆は、普通、細長い鞘の中にいくつか並んで収まっている。

この鞘は、めしべの基部、子房がふくらんだものである。

子房は胚種を中に収め、それが種子に発達してもそれを包んでいる。

この構造を果実という。

個々の豆の表面は、薄い皮につつまれている。

この皮を種皮と呼ぶ。種皮をはがすと、中には大きく2つに割れる部分がある。

半球形の2つの部分は、小さな出っ張りの部分でつながり、その間には小さな折り重なったような構造がみられる。
update:2010年03月10日